
・・・タイトルを含め、それらを思ったのにはあるTV番組で見たファッションデザイナーの言葉があります。
こちらの記事でこの言葉をスローガン的に使いました。
小宇宙(Microcosm)で楽しむ。
少し幣ブランドのブランディング作業とは離れて、別の角度からのファッションの考察をしたいと思います。
自分自身の過去の話から入ってしまいますが、
学生時代、日本が世界に誇るトップブランド、コム・デ・ギャルソン(Comme des Garcons)の特集をしていた番組の中で、今も自身の脳裏に焼きついている一つのコレクションがありました。
1997年 春夏パリコレクション
“Body Meets Dress, Dress Meets Body”
これは当時、世界を震撼させたといっても過言ではないコレクションなのですが、物議を醸し出しました。
デザイナーである川久保氏の挑戦状でした。
とりあえず今は、これが良いとか悪いとか、カッコが良いとか悪いとかそういう事は抜きにして下さい(というかそういう次元を超えてる)。
コブドレスと言います。

何故いびつな物を作るのか、デザインするのかという事について言及をしました。
そのインタビューの録画は今も所持しています。
その言葉を要約すると、
様々な姿を受け容れる事が知性なのだ
と、彼は言いました。
感銘を受けた言葉です。
加えて、わかるような気がするんですよね。
そういったある種の心の豊かさというものは、人を知的にさせる。華も持たせてくれます。
受け容れる事の出来ない心の弱さというものが、時に人を醜くさせる、そんな気がしています。
同時にこれは自身への戒めの言葉でもあります。
懐かしさにふけりながらWEB上で見られはしないかと探したら、この番組がありました。
個人的にはブックマークしておこうかと思います!
ホントにお気に入り。
そして心から皆さんにオススメしたい番組です。
実際にマックイーン氏が出てくるのは後の方(25分頃)なのですが、先の事について言及しています。
彼自身もとても知的さを感じる方です。
実は彼のスタジオで働いていた事がある。普通に喋った事もアリ(笑)。
それはともかくとして、情熱的に仕事が出来た時代でした。
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義足のモデル。
見た事無いものや、異質なものを受け容れる事が広さになっていく。
これは自身も体験した事です。日本国内でだってこれはある。何も外国にいるからとかそういう事ではないと思っています。
マックイーン氏はこの後、自身のコレクションで義足のモデルを起用したコレクションを発表しました。
恐らくはコム・デ・ギャルソンの影響かと言われています。
同じように物議を醸し出した所もありましたが、毅然とした態度で同様の言葉を述べていた事を思い出します。
また、その義足のモデルとの仕事をするにあたり、彼女と長いスパンでコミュニケーションを取りながら信頼関係を築く事に尽力したエピソードも他のTV番組で見ました。

彼の中では、
対外的には批判を受けたとしても、その彼女との信頼関係があればそれが一番大事だと思っていたのかもしれません。
決して見世物としてではなく、彼女が美しいから起用する、あるいは彼女を美しくさせたいから起用する・・・加えて自分の想いも伝えていったと推測出来ます。
画像文献:「身体の夢 ファッションor見えないコルセット」
1999年に京都国立近代美術館と東京都現代美術館にて開催された展覧会「身体の夢:
人間、そしてカラダに行き着く。
自分自身も本能的に感じる事なので上手く言えるかどうかはわかりませんが、
ファッションのデザインは、カラダのデザインだと思っています。
もちろんこれは賛否両論はあるだろうし、どこを取るかという概念の違いだと思います。
たまたま自分はカラダというユニットで自然と考える事が多くなったし、決してこれに影響を受けただけでなく、これまでの経験で染み付いた考えでもあります。
この概念に関しては別の機会に触れようと思います。
これに関しても考えてきた事や体験した事が沢山あるんです。
しかも意外と身近な日常の中で、です。
特別な話ではないと、ファッションをやる人間としては嬉しくもなりました。
美と異質。
異質なものというテーマ、そしてそこから生まれる知性について言及しました。
自分もまだまだ愚か者ですけども、
グローバリズムにしても、ファッションデザインにしても共通する事は、第一段階として垣根を越える事だなと思う一方で、そもそも美や異質というものの概念がひどく流動的にも思えてきます。
どこにどんな垣根があるんだい?と。
それを掴み続けるには囚われずにシンプルにいる事を自分の中で条件にしたいと思っていますし、それが幣ブランドの名前や形に込めた願いでもあります。
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QE TIMES Vol.3
Quodua◆Elaque(クウォドゥア・エラク)は皆さんに約束します。ただのデザインするだけのファッションブランドではなく、【服の専門家(エキスパート)】という視点で。