「デザイン」って言葉を国を越えて噛み砕くと、ブランディングのヒントに。

日本語と英語で「デザイン」の捉え方が違う?

そんな視点のコラムです。言語の面白さでもあるかと思います。

デザインと言語は一見、相反するように思われるかもしれません。
でも、自分はデザインを起こす際、テーマやモチーフの名前や言葉自体を噛み砕いてみる為に辞書を活用する事もあります。

それは何故か?

普段何気なく使って通り過ぎて行ってしまう言葉の中の真意を改めて知る事で、実は思いもよらぬ新たな視点を発見させてくれる事もあるからです。


これも一つのリサーチやデザイン展開ですね。

そんなリサーチは我々が母国語としている日本語だけにとどまりません。
ある時ふと「デザイン」の言葉を調べようと思い立った時の事です。

そもそも「デザイン」って何だろうと。

自分でも思いもよらなかった目からウロコの考えがそこにはありました。

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紙の魅力を考えていたら、滅びる為の創造とビジネスになった。

ペーパークラフトの事について数話お話したわけですけども、

服作りは構築的な事。で、ペーパークラフトへの話。

ペーパークラフトと飛び出す絵本で童心に帰る事にしたドキュメンタリー。


ペーパークラフトの製品化へのこだわり過ぎのコダワリ。


一連のものを作っていく中で感じていた事があり、それがビジネスとしても意味のあるものでした。

それは「儚さ」。

そして、「儚さ」を踏まえ相手にする事で生まれたビジネスの考え方。
仕事や作業の論理が変わったとも言えます。

儚さが仕事の一概念になるお話です。

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“The Milky Way” Pop-Up card produced by Quodua◆Elaque


Quodua◆Elaque is an innovative and creative fashion label based in Tokyo.

This is our product named “The Milky Way” pop-up card.
You can make it by yourself as papercrafts.
http://www.quoduaelaque.com
 
 

ペーパークラフトの製品化へのこだわり過ぎのコダワリ。

ここから読む方、ゴメンナサイ。
前回からの続きなんですが、


このペーパークラフトを、まるでプラモデルのように整えまくろうという野望が(笑)。

はい、今回も勝手な話です(笑)。
たまには役立つ話もと考えていますが、今この流れなのでちょっといってしまいます。

で、その製品化・・・といえば大袈裟ですが、
あながち大袈裟でもなく、キチンとしたクオリティーとして出すための試行錯誤がまたここに現れてきました。

当然の事ながら、製品にと考えると不備が無いように考えます。
それを思うと、そのように考える事は訓練や鍛錬として役立ちますね。

今回はその製品化への道筋のドキュメンタリーです。
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ペーパークラフトと飛び出す絵本で童心に帰る事にしたドキュメンタリー。

いや、本気で巨匠ロバート・サブダに会いに行こうとした自分。
それは叶わず(笑)。


服作りは構築的な事。で、ペーパークラフトへの話。
の続きになりますが、ブランドのコンセプトの一つである構築性を表現しようとして、ペーパークラフトや飛び出す絵本に傾倒しました。

リサーチを重ねていくうちに、その飛び出す絵本界の巨匠であるロバート・サブダ氏の作品との出会い。

その構造の緻密さに取り付かれていきました。
代表作はこちら
そして自分もそのようなものが作りたいと。

服作りにも言えるのですけども、構造を調べていくうちに、
こりゃ物理だよと。

服作りにしても何にしても、元々その考えは持ってはいましたが、改めて平面の紙が理に叶った形で組み立てられている様を知り、つくづく感じる事になりました。

恐らく、皆さんもその構造を知ると、オドロキの声を上げるかもしれません。
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服作りは構築的な事。で、ペーパークラフトへの話。

皆さんはペーパークラフトと聞いて、どんなイメージを持っていますか?

一言で言ってしまうと、ペーパークラフトというのは紙製のプラモデル。
もしかしたら、普段我々が手にしているパッケージのデザインもこれに該当するかもしれません。

今回お話しするのは、このペーパークラフトというものの概念は、立体として作り上げるもの・・・建築も洋服もそうですが、

空間デザインとしてはヒジョーに原始的で理に叶っているものという事
をお伝えしたいと思います。
ブランドのコンセプトの一つ。

この原理には多くの可能性があります。
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巨匠・亀倉雄策を知る。

家紋を学んでいく中で知った人物がいます。
知って損はない方です。
東京五輪のエンブレム騒動にも時折名前が出てきました。

それがタイトルの亀倉雄策氏。
ご存知の方もそうでない方もいるかと思われます。

まずこの方の職業はグラフィックデザイナーです。
戦後のグラフィックデザインを支え、もっと身近な話をすると、以前お話した松永真氏と同様、数々のロゴマークやポスターを手掛けた方です。
ほぼ断言出来ますが、誰でも彼の作品はゼッタイに見た事があるはず。

また、その方面の賞に彼の名を冠した賞があるほどです。
その彼のお話しをしようと思います。 Continue reading “巨匠・亀倉雄策を知る。”

戦に臨む旗印、ロゴマークの由来は。その4

こちらの記事からの続きになります。
戦に臨む旗印、ロゴマークの由来は。その3


今回は、最後のその4・・・右下のシンボルです。

アー、やっとたどり着いた(笑)。全部読んで下さった方、誠に有難うございます。

ロゴマーク一つとっても、デザイン展開や発想の切り口を探すという作業が少しでも伝わればと思っています。
どのようにして出来ていくのかというデザイナーとしての仕事を少しでもお伝えしたいです。
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戦に臨む旗印、ロゴマークの由来は。その3

こちらの記事からの続きになります。
戦に臨む旗印、ロゴマークの由来は。その2


今回は、その3・・・左下のシンボルです。

今こうして、過去を遡って書いているわけですが、スイマセン、個人的にイイ復習になってきました。

読んで下さる方を置いてけぼりにするつもりは無いんですけども(笑)。

いやー、その代わりと言っては恐縮ですが、これだけの熟考の結果で出来たロゴを纏う事に何らかの意味を感じて頂けたらお互いにとってイイのかも知れません。
お役立ち情報も取り入れながら。

いい加減にやったものは、身に付けて頂く訳にいきませんからね。
幣ブランドは何に対してもそう思っています。やり切るだけです。一抹の後悔も無いように。

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戦に臨む旗印、ロゴマークの由来は。その2

こちらの記事からの続きになります。
戦に臨む旗印、ロゴマークの由来は。その1


今回は、その2・・・右上のシンボルです。

今こうして思い切り自分語りのような形になってしまっていますけども、何かマークをつける時というのは、誰しも何らかの願いを込めるものだと思います。

そして自分自身気をつけている事は、その願いやスローガンというものが、何らかの形で人や生活に貢献出来得る、または人の心に響くものである事を考慮に入れなければいけないと戒めてきました。

ただ製作する事がメインではなくて、ブランドとしてのストーリーを持たせる事が、顧客様などへの興味にもなり、信頼や説得力にもなる。一つのコミュニケーションツールと捉えて下さい。

共有するもの、共有出来るものというのが、クリエーション的にもビジネス的にも必要と考えます。


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